今日のニューヨークタイムズでヒグ・ロバーツ選手がカミングアウトしました。
彼はアルパイン・スキーのアメリカ代表選手をしていたそうです。
彼のカミングアウトはアメリカの男性アルパイン・スキーでは初めてだそうです。
目次
ヒグ・ロバーツ選手 (Hig Roberts)
簡単な彼の履歴を探して見ました。
- 1991年3月15日生まれ
- プロフェッショナル・アルパイン・スキー選手
- 2017年ナショナル・チャンピオン
- 2018年ナショナル・チャンピオン
- 世界選手権31回出場
スキー・サーキット
スキー選手としてアメリカやヨーロッパを回っていた当時を思い出しながら彼はこう言っています。
多くの女性と遊ぶことを勧められている環境だったのでホテルで独りで過ごしていた。
https://www.nytimes.com/2020/12/13/sports/skiing/hig-roberts-comes-out.htmlから引用
時速80・90マイルで急斜面を飛ぶように滑って行くアルパイン・スキー。
体力だけでなく精神力そして研ぎ削がれた集中力を必要とする危険なスポーツ。
一瞬でも気を許すと大怪我にもならない中、自分自身でいられない事が彼のパフォーマンスの邪魔をしていたと彼は話しています。
さいごに
プロフェッショナル・スポーツ選手のカミングアウトは芸能界に比べると珍しい出来事です。
2015年にフリースケートのプロ選手ガス・ケンワージーがカミングアウトしたのが男性では最初でした。
2018年にアメリカのスキー・スノーボード協会は「インクルージョン・ステートメント」に性少数者を含めました。
それから2年経った今、現役の選手じゃ無いことは惜しまれますが、彼やガス・ケンワージー選手の話が他の選手の背中を押すことになればと思います。

カミングアウトはとてもプライベートな事です。
決してLGBT全員がするべき事はありません。
ただ、発言力を持つスポーツ選手や芸能人のカミングアウトが与える影響は計り知れません。
カイングアウトが不要な社会。
夢じゃなく現実になることを願っています。
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