ケベック州だけ?『引っ越しの日』って呼ばれる日

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こんにちは、けび子( @musclelog.ca)です。

ケベック州に住み始めて驚かされることの一つがこの『Moving Day (引っ越しの日)』です。

この引っ越しの日の豆知識をちょろっとご紹介します。

長い歴史の中で、人道的な観点から厳しい冬の中で引越しを強いらされる事を防ぐために、賃貸の契約を5月1日からする事になっていたそうです。

雪解け後、種蒔きや苗植えなど農業の忙しい時期に引越しをするのではなく、初夏にした方が良いって事で7月1日になったって歴史があります。

そして7月1日過ぎると必ず報道になるのが、この日に住居を失った人の数。

ケベック州住宅公社(The Société d’habitation du Québec)によるとすでに、約2,000人の住民が住居を失ったと報道されています。

そして、引越し先が見つからない人たちの行き先の内訳を次の様に発表しました。

  • 406名が仮住居1
  • 167名がホテル
  • 239名が家族や親戚の家

カナダ統計局によると、モントリオールの家賃は2019年に比べて71%近く上昇しているんだとか。

この原因は現政権にあると非難する声が高いのですが時すでに遅し。

モントリオールには多くの新しいビルが建ち住居は増えている様に一見思えます。

残念なのが、新しく立ちそびえるビルが高級マンションで誰も手の出ない価格。

売れないので賃貸にしても、家賃が高くて誰も住めない。

しかも、賃貸料の値上げ額を自由にさせて、リーストランスファー(賃貸契約の譲渡)を厳しく制限してしまった為に、賃貸市場が一気にヒートアップしたとも言われています。

以前は、ケベック州では賃貸契約が維持されている状態では最高で20ドルだけしか年間賃貸料の値上げが出来なかったんです。リーストランスファーだと賃貸契約自体が解約ではなく延長となるので、値上げ額も最高20ドル程度で抑えられていたんです。これがなくなったので、大家も契約後の新しい契約には高額の賃貸料をつけ出したんです。

大家さんたちの言い分もあると思うんですよ。

良い人たちばかりじゃないから、世の中。

大きな被害を受けて修繕費がかさんで、リーゾナブルな賃貸金額で貸し出したくても出来ないって大家さんたちもいれば、修繕も出来ない程のダメージを残されて途方にくれている大家さんたちもいるわけで。

現状は、ケベック州の多くの家庭が収入の30%以上を裕に賃貸料に使っているそうです。

余裕のある生活をするには、収入の25%程度を居住費の目安にすると良いと言われています。

ウチらも将来家を売ってアパートなどに賃貸する事になると思うんです。

どれくらいを予算にするべきかよくマーケットを観察しておかないとです。

これ、母の日に送ったら両親すごく喜んでしました。

親の事思い出した時にでも、ひとつ贈ってみてはどうですか?

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  1. 政府提供で本当に短期だけしか滞在出来ません。 ↩︎
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 一番最初に東京で一人暮らしをした時は、家賃が30%以上を占めてました、確かにカツカツの生活でしたね。

    冬用の住まいは、太平洋側にもカリブ海側(1年後)にもありますので是非お使いください。どちらも近くにカナダ人コミュニティーがあるそうです。

    • Giroさん、こんにちは〜❣️
      今週も連日コメント大変有難うございました🙇

      収入の30%以上をも住居に取られてしまうのはやっぱりキツイですよね。
      銀行に住宅ローンを申請するときも返済額が収入の30%になると拒否されるらしいです。

      誰のために政治をしているのか・・・政治家はお金のために仕事をしているって誰かが言っていたけどその通りですね。

      来年の冬はカリブ海でお会いしましょう‼️

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