今日は当たり前でしょって思ったニュースについてさらっと書きたいと思います。
以前、ここで書いた留学生の費用を上げるってニュースの結果について報道されていました。
ケベック州の留学生が激減中──「排他的ポリシー」のツケ?
ケベック州の大学団体が発表したところによると、今秋の留学生の入学者数が去年に比べて大幅に減少しているそうです。
大学間協力局(BCI)の暫定データによると、修士課程では21%以上、全体でも12.1%減。
特に被害が大きかったのは、ケベック大学ネットワークの4校で、前年秋と比べて17〜43%も留学生が減少しているそうです。
モントリオールのコンコーディア大学でも16.7%減。
マギル大学は比較的マシとはいえ、それでも5.6%程減少したそうです。
BCIはこれまでにも、ケベック州と連邦政府の移民政策が厳しくなったせいで、留学生からの入学申請が激減していると指摘していました。
今回の結果もその流れの延長線上にあるようです。
いや、そりゃ減るでしょうよ……
ケベック州政府はここ最近、「フランス語の使用率が下がっているのは留学生のせいだ」などという謎理論を掲げ、外国人留学生の学費を最大2倍に引き上げるという方針を打ち出しました。
「フランス語を守るため」とは言うものの、結果的に多くの学生が他州へ流れているのが現実です。
外から見ていると、こういう「文化を守る」と称した排他的ポリシーって、結局自分たちの首を絞めてる気がします。
モントリオールのような多文化都市では、言語や文化が交じり合うからこそ魅力が生まれるのに、壁を作ってどうするんだろう?と正直思います。
文化って、閉ざすことで守るものじゃなく、交流の中で息をしていくものだと思うんですよね。
こう言った排他的ポリシーで、留学生が減って実際にフランス語に使用率が増えるのかって疑問です。
経済的にネガティヴな影響があっても構わないって姿勢なので何も言えないですよね・・・

コメント
コメント一覧 (2件)
フランス語の使用率が下がっているのは留学生のせいって、本当に凄い論理ですね。
留学生にフランス語やその州の文化を知ってもらう方が重要だと思うけど。
Giroさん、こんにちは〜❣️
今日もコメント大感謝です🙇
本当にどうにかこうにか正当化させる姿が滑稽を超えて嫌悪。
国境南と同じになっていくのを見ているのがつらいです。