今日は、先日読んだケベック州の給料事情について書いた記事から。
「ケベックって給料低いよね〜」って話、こっちに住んでるとよく聞くんですよ。
今回のカナダ統計局のデータを見ると、「低いけど悪くない」っていう微妙なポジションだなーって思ったんです。
2025年8月のデータによると、カナダ全体の平均週給は1,312ドル(年収にするとだいたい68万円/年くらい)。
ケベックは1,276.28ドル/週で、年収約66,367ドル。
全国平均よりちょい下だけど、前年比で4.4%アップしてるらしいです。
これって、「伸び率」では上位なんだって。
信じれんけど、なんとP.E.I.の次に成長率が高い。。。
インフレ率がこの時期2%以下だったことを考えると、実質的には給料が増えてるってことになるはずだけど。
…いや、家賃とスーパーのレジ見てると全然そんな気しないけどね。
ちなみにカナダで一番稼いでるのはヌナブト準州(週1,815ドル)。
まー、あそこは極北地だし、物価も輸送費も鬼のように高いから数字だけ目立っちゃうのは仕方ない。
州レベルで見るとやっぱりアルバータとオンタリオが高給ゾーン。
一方で、P.E.I.(プリンスエドワード島)は一番低いけど、伸び率は5.8%で全国トップ。
働いても物価に追いつかないこのご時世で、この伸びは素直にすごいですよね。
で、肝心のケベック。
平均の真ん中くらいなんだけど、モントリオールとか大都市でもまだ家賃がトロントやバンクーバーよりマシ。
生活コスト全体ではまだ“人間が住めるレベル”。
とはいえ、最近の物価上昇は洒落にならない。
グロッサリーで牛乳と卵買っただけで「え、これで30ドル?」って顔になる。
カナダ全体では、雇用も少し鈍化気味。
新しく増えた職はたった3,300件。
しかも求人は2017年以来の最低水準で、失業者が1件の求人に対して3.5人。
これ、なかなか厳しい現実。
- ケベックの給料は「中の下」だけど伸び率は良い
- 物価上昇が地味に追いかけてきて、実感は薄い
- 雇用市場は冷え気味
- それでもトロントよりは息ができる
こうやって数字で見ると、ケベックの生活って“豊かではないけど、まだ耐えられる”って感じ。
欲を言えば、もうちょっと給料ほしいけど…
それ言い出したら誰もが「それな」ってうなずきますよね(笑)



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