あなたのステーキ、本当に“本物”ですか? カナダの静かな規制変更

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こんにちは、けび子( @musclelog.ca)です。

カナダの食品ルールがまた静かに変わろうとしているらしい。

ステーキやポークが『本物の動物から来てるかどうかすら分からなくなる日が近い』ってニュースを見たの。

こんな大事なこと、なんでこっそり進められるの?

話の発端は、ケベック州のデュブレトン(duBreton)というオーガニック豚の大手生産者。

彼らが出した声明によると、カナダ政府は「ノベルフード(新規食品)」の定義から“クローン動物由来の肉”を外す方向で進めているらしいのだとか。

つまり何が起こるかというと、

■ クローン動物の肉が、安全審査なしで、表示義務なしで、他の肉と同じ棚に並ぶ

これ、普通に怖くないですか?

Health Canada は「クローン由来と自然繁殖の動物では生物学的に有意な違いはないから、安全性は同じ」と言う。

でも安全性の話と、消費者の知る権利は別物だと思うんです。

duBreton の CEO ブルトン氏は言っています。

消費者には自分で選ぶ権利がある。

ラベルすら付かないなら、選びようがない。

日本の食料安全制度と比べると、なおさら違和感

日本では戦後すぐに食品衛生法が作られ、食品安全基本法につながっていく流れが確立。

「何が入ってるのか」「どう作られたのか」を透明化する姿勢はずっと続いていると思います。

添加物や新しい製造技術が出てくれば、事前評価や表示ルールの整備が行われてきたと覚えています。

消費者が納得して買えるように、選択肢を守るために。

それと比べたら、今回のカナダの“静かな規制変更”は、どう考えても逆行しているように思います。

国際的な立ち位置もバラバラ

・アメリカやオーストラリア、ニュージーランドはクローン肉の表示不要で市場流通
・ヨーロッパは2015年からクローン動物由来食品を禁止
・カナダは今回、その「緩い方」に寄ろうとしている

アテシ

アメリカ産の肉をこっちで見ることは少ないけど、オーストラリア産のお肉ってもしかしたらクローン肉かもしれないと思うと・・・😱

食の透明性ってそんなに軽いもの?

食べ物って、人の体に入るものだし、倫理も環境も命も関わる。

そもそも“透明性”があってこそ信頼が成り立つって思うんです。

ラベルなしでクローン動物の肉を販売するって本当に問題ないと思っているのかな。。。

有機(オーガニック)だけが唯一「クローン動物由来ではありません」と証明できる状態になるって、さすがに乱暴すぎる。

duBreton は「うちはクローンも遺伝子編集もゼロ」と宣言し、独自にラベルを付けると言っている。

それは正直ありがたい。

でも、企業の“善意”頼みってどうなんだろう。

このままだと、「知らないうちに食べてた」が現実になる

もし規制変更がこのまま通れば、私たちはスーパーで肉を選ぶ時、クローンかどうか確かめようがなくなる。

食卓だけじゃなくて、レストランとかに行っても、何を食べているのか分からない状態って、怖いだけなんですけど。

科学技術の革新は悪いことじゃない。

でも、食の透明性と信頼を軽く扱うのは違うと思うんですよ。

最低限、選ばせろよ。
選ぶための情報をくれよ。

そう思うのは私だけじゃないはず。


👉 今日の投稿はこの記事を基にしています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 海の近くで魚を釣って、中庭で鶏を飼って、家庭菜園を作るって生活でもしなけりゃ食材を信用できないとか、現代社会では現実的では無いですよね。

    消費者として選択する際の情報は最低頂きたいですね。

    • Giroさん、こんにちは〜❣️
      今朝もコメント有難うございます🙏

      それが出来たら夢見たいな生活ですよね。。。

      仰る通り、消費者視点に戻って企業活動して頂きたいです。

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