今日は、今週最終回が放映されたタイBL『That Summer』についてサラッと書いていきたいと思います。
夏の海辺、きらきらした水面、ゆるい潮風。
プール付きヴィラやビーチハウスが舞台で、画面全体にずっと**“夏のやわらかさ”**が流れている作品。
キャストの笑顔や、日差しに照らされた横顔が可愛くて、見ていて気持ちの温度が少し上がるような雰囲気なんだけど、その中で Winny Chuachoawit がふと見せる表情が印象的だった。
もっと“男の子”のイメージが強かったって思ったけど、ときどき 「あれ、もう大人の男の顔してない?」と思う瞬間があって、そのギャップにちょっとドキッとさせられたかな。
夏の光の中で、少年らしさと“大人になっていく男”の両方が同居している感じがして、作品に少し深みを足していたんじゃないかな。
全体としては、可愛さと、夏の透明感に包まれた心地よい世界観のBLドラマ。
ℹ️ 作品基本情報
- タイトル:That Summer
- 国/ジャンル:タイ/BLドラマ
- 放送年:2025年
- 話数:全10話
- 視聴プラットフォーム:Youtube、GMM-TVなどで視聴可能
✒️ あらすじ
ラヴァ(Lava)は、母親の指示で海辺に住む若い叔父の家に預けられることに。到着した瞬間から、雑用係としてこき使われる日々が始まる。
ある日、浜辺で意識のない男性が打ち上げられているのをラヴァが発見。病院に運ばれると、ドクター・ウットは彼が記憶喪失だと診断する。そこで叔父がまさかの提案。「じゃあ、ラヴァが面倒を見ればいいじゃないか」と。
こうしてラヴァは、記憶のない男のお世話係を引き受けることになり、彼に Wave(ウェイブ) という名前を付ける。そのうえ、元々ラヴァが担当していた雑用のほとんどをWaveに丸投げ。
ただしWaveは、どう見ても「働いたことありません」みたいな生活力ゼロ系男子。手先は不器用、文句多め、扱いづらい…でもどこか育ちの良さが漂っていて、ただの記憶喪失では終わらなさそうな雰囲気。
海辺での共同生活の中で、二人の距離は思っていたよりずっと早く縮まっていく──そんな夏の物語。
❤️ 感想
『That Summer』、本当に“Cuteシリーズ”って感じで、力まずに観られて良かった。
全体的にふわっとしてるんだけど、ときどきピタッと今の時代を映す要素が入っていて、その“ゆるさと強さ”のバランスが好きだった。
Winny の「え、今こんなにハンサムだった!?」ってなる瞬間が良かった
これはほんと不意打ち。
普段はクールでちょっとぶっきらぼうな雰囲気なのに、ふとした拍子に、急に “ハンサムのスイッチ” が入る?
いや〜、彼ってハンサムじゃん?って思った瞬間がちらほらあったんですよ。
大人の男って雰囲気出し始めた感じ。

夏のゆるい恋愛劇に、社会の“今”がちゃんと混ざっていた
この作品で好きだったのは、同性婚が普通に出てきたり、女性が Queen(王位)に就くことがさらっと描かれているところ。
大きく主張したり議論として扱うんじゃなくて、「この世界では当たり前のことなんだよ」っていう自然な描き方がすごく良かった。
物語自体は軽めの夏ドラマなのに、価値観のアップデートはちゃんと入っているから、現代BLとしての存在感があったと思う。
この“社会の空気を押しつけずに映す”スタイル、作品の好感度をかなり良くたんじゃないかなって思います。

Cuteなシリーズとしての軽さ、そして安定の「穴はあるよ」感
まあ、ストーリーに穴があるのは BL あるある(笑)。
Double Amnesia の設定は不必要だったね。
この作品は “夏休みの思い出みたいに観るドラマ” で、深読みする作品じゃないとしましょ。
愛いらしいシーンや眩しい画面。
そして、役者の魅力で押してくる。
そういうところが、むしろ良かったと感じています。

毎週、ちゃんと観た作品だった
何だかんだ言いながら、アテシは毎週欠かさず観ていました。
Cuteさと画面の明るさのおかげで、週の疲れをふっと軽くしてくれる感じがあったのは事実かな。
最終回で「ああ終わったか〜」って少し寂しくなったくらい好印象。
⭐️ 総評
- 点数:★★★★☆(4/5)
- 良かったところ:
- Winny の“突然ハンサム”が強い
- 同性婚や女性の王位継承など、今を自然に描いていた
- Cuteシリーズらしい軽さと明るさ
- おすすめしたい人:
- 軽めのBLを楽しみたい
- 夏の雰囲気が好き
- 俳優の魅力で持っていかれるタイプのドラマが好き
- 続編・スピンオフ期待:
- WinnySatang主演のドラマはまた見れそう




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