今回は、ちょっと前に観てすごく気に入った韓国BL『Love Tractor (트랙터는 사랑을 싣고)』についてサックりとかいてみたいと思います。
都会で生きづらさを抱えた青年が、祖父の農家を継ぐために田舎に戻り、そこで出会った農村ボーイと距離を縮めていく物語。
青い空、広い畑、田舎独特の近所付き合い。
韓国BLの中でもめずらしく “ふんわり癒し系” の作品で、緊張感も刺激も最小限。
農村ボーイの純愛。
少しずつ顔つきや声色が変わっていく──そんな小さな変化が心に残る世界観。
ℹ️ 作品基本情報
- タイトル:Love Tractor
- 国/ジャンル:韓国/BL・癒し系ロマンス
- 放送年:2023
- 話数:全8話
- 視聴プラットフォーム:iQIYI、Tving、Heavenlyなどで視聴可能(地域により異なる)
✒️ あらすじ
大学生のソンユンは、祖父が倒れたことをきっかけに田舎へ行き、農作業を継ぐことに。
都会の生活しか知らない彼は、広い畑と農具の扱いに右往左往。
そんな彼を助けるのが、隣で農作業をしている田舎育ちの青年バル。
最初はかみ合わない二人だけど、一緒に働き、ご飯を食べて、時々笑って…そんな毎日の積み重ねの中で、関係はゆっくり変わっていく。
❤️ 感想
田舎の空気に触れた瞬間から“癒しドラマ”のスイッチが入る
Love Tractor の魅力は、ストーリーの大きさじゃなくて“純愛感”。
都会で張りつめてたソンユンが、田舎の近い人間関係揉まれて、農村ボーイの好意に表情がゆるんでいく過程 がすごく自然。
バルの澱みない優しさが心地良く染み込む
バルって典型的な田舎の素朴男子なんだけど、澱みがなくて天然ボケでもない。ちゃんと周りを観察して、気遣いの出来るタイプ。
・困った顔したら手を貸す
・無理に踏み込まず、でもそばにいる
・言葉より行動
こういう姿と愛らしい方言がソンユンの心の壁を少しずつ溶かしていくのが、すごく丁寧だった。
“生活の中で自然に芽生える恋愛感”って感じ。
ソンユンの変化が丁寧で、見ていて気持ち良い
最初は完全に都会の子で、「虫ムリ」「畑ムリ」「体力ムリ」って感じなのに、バルと一緒に過ごすうちに、田舎の時間に身体も心も癒されていく感じがわかる。
・笑顔が増える
・声が柔らかくなる
・ポツポツと本音を話し始める
これが全部、演技としてすごく自然で、見ていて癒された。
ケミが“静かに効く”タイプのBL
Love Tractor のケミは派手じゃないし、爆発系でもない。
ただ、面倒見の良い兄弟みたいな感情が、純愛感情に変わっていく農村ボーイ。
それを静かに受け入れるソンユン。
韓国BLってケミが強めの作品多いけど、これは “じんわり系ケミ” の最高峰だと思う。
全体的に優しくまとまっていて、見終わったあと息を吐けるドラマ
刺激や濃い恋愛ドラマが続いた後に見ると、特に良い。
心がふっと軽くなるし、画面の色味や構図がずっと穏やかで、疲れない。
⭐️ 総評
- 点数:★★★★★(5/5・癒されに行く作品として満点)
- 良かったところ:
- 二人の関係がゆっくり育つ描写が丁寧
- 田舎の景色と生活の空気が心地良い
- 演技が自然で無理のない恋愛が描かれている
- こんな人におすすめ:
- 癒されたい週末
- 静かで優しいBLが見たい
- ケミが“自然派”の作品が好き
- 続編期待:
- 二人の“その後の農村ライフ”を30分だけでいいから見たい。



コメント