特別扱いされないという安心感。ケベック州で暮らすということ。

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こんにちは、けび子( @musclelog.ca)です。

ケベック州をけちょんけちょんに書いているこのブログ。

でも、たまには良いことも書いた方が良いんじゃないかと思い色々と頑張って探してみたんです。

で、個人的に一番大きいのかなって思ったのが、ここでは頑張らなくていい場所っていう点。

特にLGBTQ+として暮らす上で、その感覚がはっきりしているって気付いたのでちょっと書いてみたいと思います。

目次

説明しなくていい、構えなくていい

同性婚して10年以上になるけれど、これまで特別扱いされたと感じたことはほとんどない。

それは政府や制度の話だけではなくて、近所付き合いや日常生活の中でも同じ。

誰かに説明を求められることもないし、「特別な存在」として見られることもない。

ただの夫夫として、当たり前のように接して貰えています。

以前のような準備運動がいらない

昔は、新しい人と会うときに相手の反応を想像したり、周りの空気を読んだり、どこかで身構える癖がやっぱりあった気がするんです。

でも今は、そういう変な心の準備運動みたいなことをしなくていいんです。

隠す必要も、強調する必要もない。

この「何もしなくていい」って、想像以上に心地良いんです。

フラットで、安心出来る距離感

ケベック州は、分かりやすく決してフレンドリーな場所とは言い難いのは事実。

でもその分、距離感もフラットだ。

いつでも自然体でいれる。

アメリカにいた時みたいに、理解してもらったり、認めてもらったりするために頑張らなくていい。

その静かさが、LGBTQ+として生きてくストレスを大きく減らしてくれているって思います。

完璧ではないけれど、疲れにくい

もちろん、嫌な思いをすることがゼロなわけではない。

でも日常の多くの場面で、LGBTQ+だからじゃないことの方が多い。

LGBTQ+と言う側面から見ると、「安心して目立たないでいられる」ことがケベック州の良さかも。

ここでは、自然体でいられる。

普通でいるために、無理をしなくていい。

それが、20年以上暮らしてきて感じる、この州の一番良いところかなのかもなぁ〜。

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