タイBL:ジミー&シー主演 『Last Twilight』感想 | 涙なしでは語れない12話

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こんにちは、けび子( @musclelog.ca)です。

この連休、ジミー&シー主演の『Last Twilight』をビンジ視聴しました。 

最近見終わった『My Magic Prophecy』でこの二人が好きになって、「これは絶対観なきゃ」と思ってた作品。

比較的に静かなドラマなのに、感情の波はジェットコースター級。  

まだ見てない方、見る前にティッシュを1〜2箱準備を🤭

ℹ️ 作品基本情報

  • Last Twilight
  • タイ/BL
  • 2023-2024年
  • 全12話
  • Youtube、WeTV、FODで視聴可能です。

✒️ あらすじ

バドミントンのタイ代表選手として出場していた試合の最中に突然視界が曇り、視力の8割を失ってしまったデイ。

時を同じくして、修理工で働くモークは、暴力事件を起こし収監されてしまう。釈放後、職を探すモークだったが、前科持ちであることからうまくいかない日々が続いていた。

そんなある日、人が多く集まる面接会場を目にし、半ば強引に面接の場に乗り込むと、そこにいたのはサングラスをかけ、車椅子に乗るデイだった。デイの付き人を募集する面接だと知ったモークは、デイの挑発的な態度に耐えられず、「ガキの世話とはな」と言葉を吐き捨て、その場から立ち去ってしまう。

しかし職が決まらず後がないモークは、亡き姉が残した思い出の車を取り戻すため、デイの世話を見ることを決心する。

雇い主と付き人、はじめは反発し合うデイとモークだったが、同情せず障がい者扱いしないモークの優しさに、デイは心を開き始めていく─。

❤️ 感想

“光”と“愛”というテーマが、テンポよく心の奥深くでじんわり響いていくドラマだったと思います。

物語は、視力を失いつつあるDay(シー)と、彼を支えるケアテイカーMhok(ジミー)の関係を描きます。

視覚障害という題材を扱いながらも、悲劇としてではなく、“生き方の一つ”として描いているところが本当に素晴らしい。

Dayは同情を拒み、Mhokも彼を“守るべき存在”ではなく、対等なパートナーとして見る事を学んでいく。

その関係性が、少しずつ形を変えていく過程が丁寧で、胸を締めつけられました。

例えば、EP5でDayがMhokを初めて「Phi1」と呼ぶ瞬間。

可愛いシーンだけど、二人の間にあった見えない壁が崩れた感じ。  

あとは、庭に植えられたジャスミン(EP7)だったり、山頂で迎える“Last Twilight”の夕陽(EP9)──  

すべてのシーンが、優しさと決意の象徴のように感じられます。

アテシ自身に障害はないけれど、近しい友人に、Dayと同じように視覚にハンディを持つ人がいます。

その彼女と過ごしてきた時間を思い出しながら観ていたら、「見えない」世界にも、確かに“色”や“光”があることを改めて感じました。

このドラマは、障害を描くというよりも、「どう生きるか」「どう愛するか」という根源的な問いを静かに投げかけてる。

依存から始まった、DayとMhokの関係が、お互いの尊重の上に成り立つことが出来た結末。

そこまでの過程、葛藤、学びなど、本当に眩しかった。

Sea(シー)の演技は、視線を使えないぶん、声と表情だけで感情を伝える繊細さがあって圧巻。

Jimmy(ジミー)も、やんちゃで不器用な男が“人を想う優しさ”を覚えていく過程を、まるで実際に成長していくように演じていた。

二人の間に流れる空気が、もう現実そのものでした。

ラストの展開には少し賛否ありそうかなー。

それでもこの物語が伝えてくれた“光を選び続ける勇気”は、ずっと残ると思う。

『Last Twilight』は、悲しみを希望に変えるドラマ。  

そして、誰かを愛することの「覚悟」と「やさしさ」を思い出させてくれる作品です。

WeTVやYouTubeで全12話配信中。

FODだと日本語字幕で視聴できます。

⭐️ 総評

  • 静かなBLが好きな人、そして“支える”という愛の形を信じたい人におすすめです。
  • My Magic Prophecyでこの2人が再度コンビを組んでいます。

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  1. Phiは、タイ語で年上の兄弟姉妹を指す際に使われます。また、タイ文化では、年上の人に対して敬意を示すことが重要です。そのため、年上の人に対してPhiを使うことがあります。 ↩︎
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