今日は、3周した日本のBLドラマ『恋をするなら二度目が上等』について書いてみようとおもいます。
30を超えたの男性2人が、かつての恋人同士として、そして仕事のパートナーとして再会するラブストーリー。
舞台は出版社と大学。
30代のリアルな男性たちが、“もう一度恋をするなら”というテーマの下で繰り広げる静かな駆け引き。
恋でも仕事でも自分を守りつつ、もう少しだけ傷ついてみるかもしれない――そんな中間地帯に足を置く感じが、全体の雰囲気として効いてた様に思います。
ℹ️ 作品基本情報
- タイトル:恋をするなら二度目が上等
- 国/ジャンル:日本/BLドラマ
- 放送年:2024年
- 話数:全6話
- 視聴プラットフォーム:FOD、Viki Rakutenなど
✒️ あらすじ
出版社の雑誌編集者・宮田晃啓(長谷川慎)は、かつて“駆け落ちを約束した高校時代の恋人”である大学准教授・岩永崇(古屋呂敏)と再会する。
仕事の依頼をきっかけに巻き戻る時間と感情、二人の距離。
そして“二度目”の恋愛に踏み込むのかどうか。
❤️ 感想
正直、このドラマね…
最初はみんなのお芝居が「んー、どうなんだろ…」って思いながら見てたの。
でも気付いたら3回くらい見返してた(笑)
やっぱり物語そのものが良かったのかなー
それとも、宮田晃啓を演じた長谷川慎の雰囲気に惹かれちゃったからかな。。。
演技の“わざと感”について
全体的に、台詞の言い回しとか間の取り方に、舞台演出っぽい感じがして、最初は感情移入しにくいなーって。
でも、その“少し乗り切れてない”感じが逆に作品の空気として馴染んで来たのかなー。
特に、再会した瞬間の微妙な距離の取り方とか、わざとらしさとリアルさの間みたいな雰囲気が、逆に二人の関係の“ぎこちなさ”として成立してた気もする。
宮田晃啓(長谷川慎)に惹かれた理由
アテシ、宮田のキャラがめっちゃ気になった。
過去の恋を引きずりながら、それでも日常では普通に働いて、淡々と生活してる感じ。
それなのに、岩永と再会するとペース崩されない様にって踏ん張る(?)姿。
もう『わかる…その気持ち…』ってなったのね。
台詞よりも表情とか仕草に感情が滲む感じで、再会した元恋人に対して戸惑ったり、ちゃんと向き合おうとしたりする宮田の表情にすごい説得力があったと個人的には思ったところかな。
「気持ちは整理できてるつもりなのに、実際に目の前に来ると何も整理なんてできてない」っていう恋愛の難しさが、すごくリアルだったとも思いました。
6話構成ゆえの“詰め込み感”
基本的に、日本のBLドラマは全6話くらいで短いのよね。
だから展開がちょっと早くて、二人が心をほぐしていく部分をもっと丁寧に描けたら、もっと深い作品になったと思う。
でもテンポ良くまとまってるから、サクッと見返せるところはけっこう好き。
“二度目”の恋ってありえる?
高校時代の恋を経験して、そのまま別れて大人になって、再会して…
この時間の長さが二人の間にずっと横たわってるじゃない?
こんな時間が経ったのちに、大人の恋愛として再度ってBLらしくない?
若い頃みたいに勢いだけじゃ進めないし、お互いに傷ついてきた分、慎重にもなる。
それでもまた惹かれるって、リアルでもあるのかなぁー
演技に引っかかりはあったけど、宮田のキャラがすごく好きで、内容もちゃんと刺さる部分があったから、最終的には「3回見て良かったな」って思える作品でした。
⭐️ 総評
- 点数:★★★☆☆(3/5)
- 誰におすすめ?
- 30代以上、再会モチーフの恋愛が好きな人。
- BL原作を知ってて“実写化どうなる?”と興味ある人。
- 続編期待など
- 6話という短さゆえ「もっと二人の時間が欲しかった」という物足りなさがある。スピンオフ、あるいは特別編で高校時代~30代への変化をもう少し掘ったらいいな。



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