突然ですが、恩送りって信じますか。
英語ではPay forwardと言われるこの恩送り。
ご存じの方も多いと思います。
恩送りとは?
「恩送り」という言葉は、日本では江戸時代の文献にも登場し、現代では英語の Pay it forward と同義で語られます。
これは誰かから受けた恩を、その人に返すのではなく別の人へ渡していく考え方です。
善意は巡り巡って社会全体に広がり、やがて自分にも返ってくる──
そんな循環を信じているからこそ、見返りを求めずに行動できるのと信じています。
恩送りのきっかけ
社会人になったばかりの頃、恩師の司祭からこんな言葉をかけられました。
「あなたが受けてきた支援は、あなた一人では返しきれないほど大きい。だからこそ、いつか余裕ができたら、別の誰かのために力を貸してあげなさい」
この助言は長く心に残っています。
当時は学費や生活費を奨学金でまかなうのが精いっぱいで、恩返しなど考える余裕もありませんでした。
それでも、自分が受けた温かさを無駄にしたくないという思いから、いつか誰かの役に立てるような大人になろうと誓いました。
私が実践していること
恩送りは決して大げさな行為である必要はありません。
私が日々心がけているのは、次のようなことです。
- 教育機関への寄付:卒業後は母校の奨学金基金に少額ながら寄付を続けています。学生時代に支えられた感謝の気持ちを、次の世代へつなげたいからです。
- 日々の小さな親切:混雑したバスで席を譲る、忙しそうな同僚の仕事を手伝う、困っている人がいれば声をかける。
- 自分の経験を分かち合う:ブログや講演を通じて、自分が学んだことや失敗談を伝えています。誰かの役に立つかもしれないと思うと、過去の経験にも意味が生まれたらと思っています。
恩送りのポイントは、返礼を求めないこと。
恩返しのような一対一のやり取りではなく、受けた善意を別の人に先送りして循環させる。
自分にできる範囲で少しずつ続けていくことが大切だと感じています。
これからも少しずつ
社会人として仕事に追われる毎日でも、恩送りの精神は忘れずにいたいと思っています。
大きな金額や派手なボランティアでなくても、誰かのために時間や労力を割くことはできます。
だからこそ、日々のちょっとした行動を通じて善意をつなげ、いつかそれがまた誰かの助けになると信じて行動しています。
小さな善意の連鎖が、思いがけないところで誰かを支えているかも。



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