モントリオールでは今年、賃貸住宅の空室率が2.1%から2.9%へ上昇したってニュースを読んでビックリ。
ぱっと聞くと「少しは家探ししやすくなったん?」なんて希望を抱くけど、現実は真逆。
CMHC(カナダ住宅公社)の最新レポートによると、家賃はむしろ加速して上昇していて、低所得層にはますます手が届かない状況になっているんだとか。
アテシそうよね・・・
会社の人たちも新しい場所探すのムズカシイって言ってたもん
寝室が2部屋の平均家賃は今年 1,346ドル。
昨年から 7.2%アップ。
その前の年も6.3%上がっていたから、もうエスカレーターどころか急勾配の坂道じゃないですか‼️
しかもレポート曰く、手頃な家賃帯の物件ほど希少で、空室が増えているのは高価格帯。
そりゃあ住み替える人も減るし、家賃も下がらんわけやね。
需要が落ち着いたのは、主に島内の中心部。ダウンタウンやNDG、それからサウスショアでも顕著。
要因は非永住者(留学生・外国人労働者)の減少。
大学全体の学生数は増えているのに、海外からの留学生だけは減っている状況。
さらに、失業率の上昇や労働者減で、借り手そのものが増えていないという構造的な問題も指摘されているそうです。
地域差も深刻で、例えばダウンタウン+Nuns’ Islandの2寝室の空室率は 8.3% と大幅アップ。
一方でモントリオール・ノースは 0.9%。
去年なんて0.1%だったわけで、手頃な家賃帯がどれだけ地獄の争奪戦か容易に想像できると思います。
さらに今年はTAL(住宅行政審判所)が 推奨家賃増加率5.9% を出したことで、更新契約の家賃が一気に引き上げられた。
👉 2025 Rental Market Report (CMHC公式)
ケベック州の消費者物価指数(CPI)は2025年に前年比約 3%超 と、カナダ全国平均の約2%台 より高めに推移している状態ですよ。
この数字と比べても、TALの 推奨家賃増加率5.9% はインフレ率の約2倍近い水準。
家計への負担増を加速させる大きな要因です。
まだ市場価格以下だった物件ほど影響が大きく、家賃上昇が所得上昇を完全に上回るかたちに。
結局、空室率が上がっても生活は楽にならず、むしろ貧困層ほど住まいへのアクセスが悪化するという皮肉な現実。
カナダ全体でも似た流れが見られるらしく、空室が増えても家賃は下がらないという、なんとも残念なトレンドが続いている。
本当に政府の政策が追いついてないのは確実。
需要と供給じゃなくて、収入と家賃のバランスそのものが崩れてるのが一番の問題。
ホームレス問題の対策だって色々と言っているけど根本的な改革しないとこのバランスは広がる一方ですよね・・・













コメント
コメント一覧 (2件)
都内の大学に通っている姪っ子の話では、一人暮らしをしている同級生は学部に3人しかいないんだそうです。家賃が高すぎるんでしょうね。
都市に特定の人しか住めないという状況は、なんだか面白味のない街になりそうで残念ですね。
さて、バケーション迄あと10日。頑張りましょ~
Giroさん、こんにちは〜❣️
今日もコメント有難うございます🙏
この家賃問題は早く対処しないと、後手に回ると大変どこの騒ぎじゃない。
日本も市町村を含めて政府がしっかりと対応して欲しいです。
10日なんてあっという間ですよね!
お仕事終わりそうにないわ・・・😅